待ちに待った梅干しを漬ける季節がやってまいりました。あー日本人に生まれてよかった。梅干しを口にするたび思ってしまいます。
昔はスーパーライダーだった私も、もう中年。余生は漬物に捧げようという思い付きからはじめました。ここでは梅干しを漬ける過程を実況中継的にアップロードして、梅干し漬けの楽しさをお伝えしたいと思います。
ものの本によるとキズのついた梅や黒い斑点のある梅は避けるとあるが、スーパーではパック売りなのでどれも殆ど同じ。一個一個品定めできないのでサッサと買う。漬ける作業を日曜日にするなら、水曜か木曜日に買い出しに行く。但し、私のようにいい年した中年がスーツ来て夕方にスーパーへ入ると結構オバサンの視線が厳しいので注意。
本当は梅の木の栽培から始めたいのだが、それは将来の夢にとっておく。
塩もなんだか結構種類が多かったりする。ミネラルたっぷりなのが良いらしい。
材料
南高梅 2Kg
あら塩 400g
ホワイトリカー 少々
容器
漬け石 2Kg
スーパーで買ってきた梅がまだ青い実の場合、ザルにでも広げて黄色味を帯びるまで2〜3日待つ。
出来れば家に持ち帰り後、すぐに広げる。パックのまま重ねてほったらかしにしておくと私のように梅にシミが出来てしまう。
とにかく梅はデリケートな生き物なので、大切に扱う。(自分に言い聞かせてもいる)
この間に梅を漬ける容器(酸がでるのでホーロー製が良い。ポリ容器でもOK)と漬け石を洗って日光に当てて乾燥させておく。
梅はそのまま食べられそうなほどフルーティーな香りがする。寝床に広げておけば、芳潤な香りに包まれ良い夢が見られる?かどうか知らないが、部屋がオシャレな場合、結構リラックス出来ると思う。(ウチは無理)
これも梅干しを漬ける過程の楽しみのひとつ。
まず、梅をボールに入れ水で3時間程度浸しておく。1日中浸しておくという説もあるが、3時間と1日で浸し加減による梅の味への影響が明確でないため、私は横着に3時間で済ます。
梅をボールから取り出し、竹串で一個一個梅のヘタのようなものをほじくりとる。(やはり食べてもうまくないからとるのでしょう)
このとき悪くなってしまった梅があれば取り除く。
梅を漬ける容器と漬け石を熱湯消毒する。熱湯が使えない容器はホワイトリカーでアルコール消毒する。(拭き取る布巾はもちろん清潔なものを使用すること)
ホワイトリカーを霧吹きで梅全体に吹きかけ消毒する。(ウップ。酒の匂いが...)
あら塩400gを用意し一握りを容器の底へまぶす。残りの半分の塩をボールに入れ、そこへ梅を1個1個、塩団子状態になるまでまぶし、容器へ移しす。(均等の高さになるように容器へ移す)
残りの塩を上から振りかける。(どっさりあるが気にしない。初めて漬ける人はこんなに塩分とって大丈夫なのかーと驚愕する)
梅を不必要に空気に触れさせないようにその上からラップをする。(カビ防止)
その上に中板を敷き、漬け石を乗せる。石が傾いていると梅に均等に重みが加わらないので注意すること。また容器、漬け石に水滴が付着している場合、奇麗に拭き取っておくこと。(カビ防止)
容器に蓋をして日の当たらない涼しい場所に保管する。(この季節に涼しい場所を確保している家がうらやましい)
2〜3日で梅酢が上がってくる。紫蘇漬けにしない場合はこのまま土用まで保管しておく。(ときどきカビが発生していないか見てやること)
とまあ第1段はこんなところです。本当は梅をつけているPHOTOを入れたかったのですが、何せ日々忙しくて漬けるのがやっとでした。このレポートも会社の昼休みに作っている次第で...
去年も漬けているので多分これで大丈夫なはずです。ただし去年はやはり塩分が多いようだったので、私は350gにしておきました。(マニュアルには梅の20%とかいてあるんだよー)
塩が少ないとカビが発生しやすいので、もしかしたら失敗するかもしれません。
失敗したらこのページは企画倒れとなりますが、人生そういう事もあるでしょう。(次につながればよし!)
次回は紫蘇漬け編をアップロードします。