以前から乗ってみたいと思っていた。
軽自動車の枠を超えた本格的ミッドシップ車。 ジャーナリスト、オーナーともすこぶる評判よい。 HONDAの本気の軽と期待しワクワク気分であったのだが…。 ●長所 流石はミッドシップ。 ファミリーカーとは段違いのコーナリング性能。 高速コーナーで、モタモタしたファミリーカーをあっという間に点に出来る。 ブレーキはよく効く。 踏み始めはそうでもないが、 踏み込めば、その分良く効く。 オープンにすると流石に気持ちいい。 天気の良い日はオープンで乗らないと この車の楽しさを半減しているようなもの。 でも女性は、オープンは色々嫌かもね。 エクステリアはそこそこ恰好いい。 エンジンパワーはないが、 軽い車体と安定したミッドシップに 良く効くブレーキで 下りはメチャクチャ速い。 ●短所 乗車しての第一印象は、カートみたい。 視線位置が低いので前の車しか見えずその先の状況が判り辛い。 (そういう車なので短所としてしまうのもアレだが。) アイドリングストップなんてこの車にいるか? そんなの付ける位なら価格下げた方が良いのでは。 バックで駐車する時、後方が見えなくて非常に解り辛い。 (バックモニターはあるが。) 信号待ちなどで停車時、ドライブやニュートラルにしても結構な振動がある。 ”アイドリングストップでエンジン切れるからいいでしょ!” っといった開き直りのメッセージを車から感じる。 根本的な停車時の振動対策を怠っている印象を受ける。 エクステリアは洗練された感じだが、 乗車フィールは上質な感じが全くなく、悪く言うと安っぽいイメージさえ受ける。 走行中は、どこからかガタガタ音がする。 ゼロ発進が遅い。 エンジンが兎に角ダメ。 軽N系列の実用エンジン。 レーシングカーのイメージなのにエンジンは全く伸びがない。 ガーーー!と五月蝿くなるだけで大して加速しない。 パワーなくとも、もう少し上で伸びるエンジンだったらまだ良かったのだが。 峠の上りは非力なので苦行のようだ。 またよくジャーナリストがターボのブローオフバルブ音がいいとか言ってるが、 バルブ音を聞かせる演出で、なんとかこの非力なエンジンを魅力的に感じさせようとのイヤラシイ意図を感じる。 慣れてくると”ぷはぁー!ぷはぁー!”…とだから何なんだと。 そんなのいいからもっと加速せい!と思う。 このエンジンの実力を知ると バルブ音も苦しげな息継ぎ音にも聞こえてくるから不思議だ。 こんなエンジン載せるくらいならNAでも1000〜1200CCにでもして、もっと元気な車にした方が良かったと思う。 価格が高い。 一日乗ってみたが、これに200万は出せないと思った。 正直購買意欲全くなくなった。 200万出すなら高性能なリッターバイクを買った方が全然よい。 乗り物として、 性能、メカニズム、満足度ともリッターバイクの方が、遥か彼方上の存在。 150万位が妥当かな? それでも自分はエンジンと乗車フィールに不満があるので買わないけど。 |
2018年04月