初めての膝スリ
− あなたもコツさえ掴めば膝スリが出来る
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GPライダーのように膝スリしてコーナーを抜ける。
カッコイイですね。 ライダーなら憧れる気持ちが少なからずあると思います。 自分は16才からバイクに乗りはじめ、オンオフ半々の車歴で膝スリを体験することもなく結構な年のオサーンとなってしまいました。 しかしこの度、エントリー用の皮ツナギを購入しSSでライディングした所、割と直ぐに膝スリ出来るようになりました。 皮ツナギ安くなった今、体が硬くなってきたオサーンは最後のチャンスかもしれませんよ。^^;) |
で、どうやったかと言うと、膝スリ初心者なのでエラそうに語れませんが、初心者だからこそ伝わるものがあるのではないかと。
順を追ってやってけば、割と短時間で膝スリ出きると思います。 |
1. |
まず皮ツナギ(又は同等のウェア)を買って下さい。これがないと膝スリの成功、失敗に関わらず血見るだけです。
あと購入することでモチベーションが上がります。 皮ツナギを着ていて速く走れないとダサイと思われる風潮がありますが、気にせず安全のために着るというスタンスでOKです。 |
2. |
ネットで色々ハングオンのフォームについての解説情報があり大体同じ内容なので、ここでは触れません。
ポジションや足をどれだけ広げるとかハングオンのフォームをイメトレして下さい。 そして股関節のストレッチを日々十分にしておきます。 特にオサーンは体硬いので、まずは十分に開脚出来ることが条件になります。 |
3. |
次にそのままバイクに乗ってコーナーへイメトレに従いアプローチしてみると…全然地面遠くて膝スリなんて程遠いと感じると思い
ます。多分腰のオフセットが足りないのと足の開きが十分でないからだと思います。 仕方ありません。気持ちと体は違うのです。 従ってまずはサイドスタンドをかけた静止状態でバイクに跨り、ハングオンのフォームを構えてみてください。 そしておしりをシートから思いっきりズラす位置(最低半ケツずらし)をおしりの感覚で捕らえてください。 普段ドッシリシートに座っているので、”えー。こんなに。”と思うはずです。イメージと実体験は、かなりの違いがあります。 |
4. |
練習は出来れば駐車場などクローズドな所がいいと思います。イキナリ公道はリスク高いので止めた方が無難です。
事故起こしたら不幸になるだけです。 |
5. | いくら腰をオフセットして足を出しても、ある程度のバンク角がないと膝スリは無理です。 バンク角については、タイヤの端まで使えていれば問題ないと思います。 一概には言えませんが、そこまで使いきれてなくとも、 タイヤ端から5mm残し程度やバンク中につま先を擦った経験があれば、それくらいのバンク角でも大丈夫かな…。 個別に色んな条件が関係するので断言は出来ません。^^;) |
6. |
ストレートで加速しコーナー手前でフルブレーキングで突っ込みハングオンで曲がる…という一連の動作は止めます。
一度に複数の難しいアクションがあると中々対処しきれません。 余裕あるスピードでコーナーにアプローチし膝スリだけの練習に専念します。 |
7. |
いよいよ実際に走行して感覚で捕らえたハングオンフォームでバンクしてみます。腰をオフセットさせ外足ホールドが重要です。
うまく出来なくとも外足ホールドはキープしてハンドルにしがみ付かないようにして下さい。 人によっては恐怖のあまりバランスを崩し転倒するかもしれません。 公道だとラインを外しての事故にも直結します。 ですので繰り返しますが、まずは駐車場などクローズドコースでの練習をお勧めします。 |
おしりをシートから思いっきりオフセットさせてバイクをバンクさせてコーナリングする…
GPライダーはいとも簡単にスムーズにライディングしているように見えますが、 実際に自分でトライしてみると、車体が不安定に感じ最初は物凄く怖い思いしました。普通のライダーにとっては殆ど曲乗りの世界です。 これ以上踏み込まなくとも…レースする訳でないし…と頭を過ぎります。 別にそれでもいいのです。無理する必要はありません。社会的責任上、仕事に穴開ける訳に行かないですし。 ただもうちょっと頑張ってみました。 ジャリっと1回擦ってしまえばコッチのものです。 あとは回数を重ねバンク角とイイ感じのフォームを探していく。 するとどうでしょう。(リフォームの匠の音楽で。) 最初は不安定で恐怖を感じていたのに慣れると結構な安定感があります。 路面のウネリに乗り上げバイクが振られてももう恐怖はありません。 膝とつま先を擦りぱなしでコーナーを抜けていけます。 (※.つま先摺るとブーツがあっという間に穴開いてしまうのでお勧め出来ません。) まだまだ初心者なので膝スリ出来たからと言って速くなったという感じはありません。 普通に走った方が速いかもしれません。 では膝スリ出来る前と後で何が変わったかというと…。 ライダーとして幅が広がった感があります。 あとちょっとだけ自信が付いて楽しみが増えたといった所でしょうか。 |
追記1↓
上の補足として他に追加するとしたら”やる気”でしょうか。 恐怖が前面に出てると及び腰で、どうしても思い切った行動がとれません。 擦れるかな~ではなく、なんとしても擦るんだ位の気概と思い切りが最初は必要です。 あと膝スリの効果を感じたことがあったので、書いておきます。↓ よくのんびり走ってた癖に抜くと、そのあとシツコク追いかけてくる奴っていますよね。 (何なんだよ。うっとおしいなー。さっきまでのペースで走っとれよと。。。) そいつの目の前で膝スリかましてやったら、その後追いかけてこなくなりました。 そういう利点もあるのかなと。 追記2↓ 上で"余裕あるスピードでコーナーにアプローチ"と書きましたが、 コーナリングスピードは、それなりにあった方がバンクしますし、サスも沈み込むので膝スリしやすいです。 (当たり前ですが。) |
2016/8